歯の健康を保つ:予防として定期的に歯医者に通ってますか。

歯が痛くなってから、歯医者に行ってますか。それとも、虫歯や歯周病とかにならないように、予防として定期的にかかりつけの歯医者に通ってますか。

北米では、生活習慣をきちんとすると共に、歯を守るための一環として、定期に歯の検査に行き、歯科衛生士にプラーク(歯垢)をとってもらう「歯の予防治療」は、とても大切な事とされています。

トロントで始めての歯医者さんに行く

初めてカナダのトロントで歯医者に行ったのは、トロントに到着してしばらくの

事でした。ダウンタウンに近いアパートに住んでいたので、目抜き通りにある歯医者さんを電話帳で探して行ってみました。

初めてあった歯医者さんは、すらっとした大柄の黒人の先生で、歯が痛いという私に、しばらく検診をした後、歯ではなくてSinus 即ち、鼻の周りが炎症を起こしているので、歯が痛いと感じるのだと言われました。

高校生の時に、一度鼻炎の問題があったのですが、その後全く何も問題がなかっただけに、新天地に渡った事により、7年もたってまた再発したのかと思いましたが、その後炎症を止める薬を処方してもらって何事もなく治りました。

次にまた緊急事態が起こる前に、歯医者さんを探しておいた方が良いだろうと友達に聞いた所、ダウンタウンの方に自分が行くところがあるからと紹介してくれました。麻酔の専門家でもある歯医者さんという事で、手術などする時も痛くなくて済むだろうと、それから同じ所に何十年も通いました。

定期的に検査をしてもらい、口内衛生のために、歯石を取ってもらう事が主な目的でした。3〜4ヶ月おきにアポを取ってずっと通い、年を取っても自分の歯で色々なものが噛める事は必須であると、歯は大切にしています。

日本で虫歯の治療をしてもらっていた箇所も、始めの頃は銀でしたが、その後歯と同じ色のポーセリンの物でフィリングを入れ替えてもらったのを覚えています。

日本と北米の歯科検診への意識の違い

日本にいた時は、年に一回検診に行くか行かないかのような状況でしたが、カナダでは、会社勤めなどをしていて保険の適応がきけば、3〜4ヶ月ごとに、歯のクリーニングに行くのが常套になっています。歯医者へは、治療に行くことも当然ですが、それ以前に予防の為に定期的に通います。

全てに保険が効くわけではないので、治療の種類によって、自己負担も出て来ます。特に歯の矯正の場合5〜6,000ドルぐらいかかり、カナダでは、職場の保険契約にもよりますが、約半分が保険でカバーされています。歯のクリーニングは普通保険がきき予防の大事さが謳われています。また矯正治療が普及しているので、歯並びや噛み合わせを調整するために、多少お金がかかっても、ティーンエイジャーで、矯正のためにブレースをしている子供達はたくさんいます。そのお陰で私達の子供の世代は、大人になると歯並びの良い人達が多いです。綺麗な歯並びだと笑顔もバッチリです。

最近では、日本も矯正歯科の需要が高まって来ているようで、とても良い事です。

健康に長生きするには、食生活や運動などに気をつけるのが大事ですが、その中でいくら食べる物に気をつけていても、自分の歯でしっかり噛む事ができなければ、せっかくの美味しい食べ物も、体力や免疫の向上には繋がらないと言ってもいいようです。

よく噛んで、たくさん栄養をとって、活力を備えるのは、毎日の健康維持に欠かせません。

認知症を予防したり、健康を維持するためには、噛む力を衰えさせないで、年を取ってもしっかりした歯を維持する事が、エクササイズ以上に大切だと言われています。

毎日最低2回、そしてお昼にも歯を磨く人も沢山いますが、口内の衛生のためには、プラーク(歯垢)がたまらないようにする事が大切だと言われています。歯や歯茎の汚れを放って置くと、炎症が起きたり、血が出たりもします。

毎日のケアには、歯磨きやデンタル・フロス、歯と歯の間や歯ぐきの境目に小さなブラシを入れて溜まった食べ物のかすを取り除くなどが必要です。また歯茎のマッサージも奨励されています。それでもプラーク(歯垢)や歯石は、自分では全て取り除くのは難しいので、定期的に歯科衛生士に除去してもらうのがベストです。

このクリーニングが保険でカバーされてなくて、例え自己負担となっても、定期的に歯や口内を綺麗に保つことは、先々歯が悪くなって多額の治療代を出さざる羽目になったりする事を考えると、自分の歯の維持のための、そして健康で長生きする為の投資であると考えると良い言えます。

日本では、8020(ハチマル)運動というのがあって、厚生労働省や歯科医師会が予防対策なども提唱しているそうで、80歳でも20本以上の歯を保つ事を目的と謳われているそうですが、「歯の予防治療」が浸透している北米や北欧に比べてこの目標をクリアしている人の数はまだまだ少ないそうです。歯の一本一本をいかに大切に守るかという感覚の違いから出てくるのかもしれません。75歳になると、28本はあった歯の数が半分以下にという数字もあるのだとか。半数以上の人は、歯科検診に定期的に行くという習慣に欠けるようです。

歯は一生物で、身体のバロメーターです。

歯のメンテナンスをきちんとしていないと歯が抜けて、身体全体の健康に影響して来ます。食べ物をきちんと噛んで咀嚼できないと筋肉が衰えて、身体のバランスを崩してしまう事に繋がり、体力の持続ができなくなります。バランスの良い食事をして、毎日運動を欠かさず、足腰を鍛えるためにも、口や歯の手入れや定期的な検診は必須です。

いつまでも明るく元気に暮らしていくのには、歯の寿命の管理がとても大切です。自分の歯を使って、美味しいものをしっかり噛んで、脳にも刺激を与えて、身体全体の衰えの防止に努めないと、口の衰えが老いの前兆にも繋がります。歯や口を清潔にし、機能を維持して、検診を受ける口腔ケアが鍵です。

健康はどんなものにも代えがたい大切なものです。噛む力が弱くなると転倒や窒息などが起こりやすいそうで、そこから寝たっきりになる事につながったりとかなるのを予防するためにも、歯の管理がとても大切なのです。

歯が悪くなったら歯医者に治療に行くのではなく、予防で行く事が当たり前となるように、通院の目的意識を切り替える事を奨励されています。こどもの頃からの定期予防検診や毎日の歯のお手入れ、歯科衛生士さんによるクリーニングをしてもらう習慣が当たり前の事になるようにしていきましょう。

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