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待望のマチュピチュに登る前に、高山病にならない様に、高地で3〜4日滞在して身体を慣らす事が必須であるとの事で、リマから空路約1時間半かけてクスコに飛びました。
クスコはインカ帝国の首都であった所で、ペルー第3の都市であると共に、マチュピチュへの入り口でもあります。
アンデス山脈中の標高3,400mの高さにあり、人口約30万人の都市です。 クスコとは、ケチュア語 (Quechua) で「へそ」を意味するそうで、スペインに滅ぼされるまで、インカ文化の中心地として栄えたところです。
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高山病と食当たりへの注意
高山での観光は、年齢やその時の体調とかによっても、また個人差があって、ひどい時には、唇や舌が青くなったり、顔が真っ青になったり、吐き気がしたり、低血圧になったかのように、クラクラとしてめまいがして立っていられないなどの色々な症状が出て来たりします。
これらに対する対応策として、酸素のボンベなどを使って見ても効果がある人とそうでない人もいるようです。
ちなみに、一緒に行った友達は高山病の兆候がかなり出ていて、プーノや4,500メートル級の高地へ行った時は、かなり苦しそうでした。
酸素ボンベとかもホテルで使っていましたが、気休め程度にしかならなかったようです。
トロントに帰ってから、お医者さんに診てもらっていましたが、これと言っての治療法はなく、自然治癒を待っていました。
空港でのコカの葉
コカ茶が良いという事で、空港にもコカの葉っぱを自由に取れるように置いてあったりしますが、ペルーでは現地の男性が葉っぱを噛んでいると聞いていて、噛んで見たものの、その後知らないで、細かく噛み下したのを飲み込んだりして、かえって気分が悪くなったりする 私のようなケースもあるようです。
コカ茶が実際に効果があるかどうかも個人差があるのではないかと思われます。
コーヒーとかに似た覚醒要素があるのかもしれませんが、前もって薬を飲んだとしても、こればかりは症状が出て来たときに安静にするのが一番のようです。
ひどい場合は、下山して病院に行くなり、身体が自然に回復するのを待つのが一番の方法のようです。
クスコに着いたら、一番の方法は身体を無理に使わないように、昼間でも休んだりして、観光にいそいそと動き回らないでゆったりと高山の空気になれるようにするのが良い方法です。
また、現地での食べ物や飲み物には気をつけた方が良いと思います。
普段は毎日運動をして鍛えた身体であっても、空気の薄さにちょっと腐ったチーズなどの食あたりがダブルパンチできた場合は、クスコよりは標高が低い、マチュピチュの麓から上まで登るのにも、至難の技がいると思います。
クスコの街並みとアトラクション
昔ながらの遺跡や荘厳な教会、街の広場から山のうえまで、石畳の路地や階段が所狭しと入り組んでいて、カラフお土産屋さんが立ち並ぶ街並みは、圧巻です。
ここでは、高山の気候に身体を慣らすことを一番の目的としていたので、街の中をゆっくり散策するくらいで、あまり過度の観光はしないようにしました。市場へ行って、工芸品やお土産物をみているだけでも時間がゆっくりと過ぎていきました。
丘の上の方へ登ってクスコの町並みを眺めて、すぐ外にある観光スポットの、サクサイワマン遺跡へ行ったくらいでしたが、これも歩いて高台まで登ったりしたため、かなりな苦行になりました。
エネルギーを節約し、体調をベストに保つための努力は惜しまない方が良いと思いました。
ギニーピッグの丸焼き
マチュピチュへのツアーの事前準備
クスコからマチュピチュに入るには鉄道、ハイキング、その両方の組み合わせがありますが、現地のツアー会社に頼んでガイドその他全てのお膳立てをして貰うのがベストです。
予約は、ペルーに出発する前に、その時の予約が必要な状況に合わせて事前に手配をしておかなければなりません。
それに、マチュピチュの遺跡内に入るには、許可証などが必要となりパスポートの情報なども含めて、かなり前から予定を組んで自分たちの到着する時間に合わせて、書類などが全て揃っているようにお膳立てをしておく必要があります。
私達の場合には、一日目は、バスから観光客専用の列車に乗り換えて、マチュプチュの麓のすぐ手前ぐらいで列車を降り、その途中から数時間かけて山登をして、マチュピチュを眼下に見下ろせる場所までたどり着き、次の日に今度は朝早く5時ごろのバスで再度遺跡のあるところまで登って行って、マチュピチュ遺跡内の見学は、ガイド付きの見学をしました。
クスコからの交通手段や山登りのコースやランチ代も含めて、英語を話す観光ガイドが二人ついた15人ほどのグループに登録をして、全行程を終えましたが、全て込みで1人約US500ドルぐらいでした。
ガイドさん達も親切に面倒を見てくれると共に、遺跡に関してや歴史の詳しい話などをしてくれて、そのツアー代の価値は充分あったと思います。