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ペルー旅行の予定
今回のペルーへの旅は、リマで4〜5日ぐらいゆったりして、インカ帝国の首都であったクスコへ移り、高山の気候に慣れるために、3泊ほどして、それからこの旅の頂点となるマチュピチュへ登って遺跡を見学し、セイクリッド・バレーでゆったりとして、クスコに戻り次の旅への用意をする事にしました。
その後クスコからは、バスで一路、コンドルズを見るために峡谷を見下ろせるところを経由して、プーノへ行き、世界でも一番高い所にある湖である、チチカカ湖へ行って、葦で作った浮き場の上で水上生活をしている村を通ってチチカカ湖でホームステイをすると言うのがその次の予定でした。
マチュピチュとチチカカ湖という大きな記念となるであろう2つの場所を極めたその後は、ペルー第二の都市アレキパに寄り、最終拠点は、太平洋の海岸に面した保養地である『パラカス』でゆっくりと保養をし、リマ経由でトロントへ帰るというのが3週間に渡る全行程でした。
虹色の層に囲まれたレインボーマウンティンやナスカの地上絵なども見てみたいのはやまやまでしたが、3週間で全てを見るのはなかなか難しく、高山への旅行である事も考慮に入れて、目的地を絞り込むのが最適であると思われました。
リマへの行き方
日本からペルーへの直行便がないことから、アメリカやカナダ、またはヨーロッパの都市で乗り換えて、リマに到着するのが一般的なようです。
JALまたはアメリカン航空利用の場合は、成田発からダラスやマイアミ経由またはロスアンゼルス経由で、リマへ行くのが一般的だとのことですが、所要時間は乗り換え時間も含めて約24時間はかかるとのことです。
日本からトロントまでは、直行便でも約12時間はかかりますから、それだけでも長旅となるでしょうね。そこで、一泊してから次の便へ乗り変えることになりますね。
トロントからは、リマまで直行便でもざっと8時間はかかります。トロントを出て、飛行機がひたすら南へと飛ぶのでしょうが、驚いたことに、トロントとリマの間には時差がありません。
それって知ってましたか?同じ時間帯に位置しているのです。私にとっては、今更のような驚きがあるとともに、それを聞いた時に、なんとなく親しみが湧いてきたりしました。
そして、まざまざと南米と北米の地図を穴の開くほどに眺めて見たものです。
トロントのあるオンタリオ州やケベック州のほとんど、アメリカ東海岸のニューヨーク州などは、東部標準時 (EST―Eastern Standard Time)で、確かに地図を見ながら南の方へ降りてみると、コロンビア、エクアドル(ガラパゴス諸島以外)、ペルーなど、またブラジルの一部も同じ時間帯にあることがわかります。
リマの宿泊地とリマの観光に便利な地域
リマの空港に着いた時には、送り迎えの人達以外にも、タクシーに乗る客を待っている客引きの人たちがあちこちに所狭しと群がるように、立っていました。
私たちは、税関を通り過ぎて出たすぐの所にあった窓口で、ミラフローレスというリマの郊外へ行くタクシーを予約して、空港出口ですぐタクシー乗り場に案内されて、すぐ空港を離れることができました。
最近は、旧市街に泊まるよりも、ちょっとモダンな感じの新市街に宿泊する観光客も多いようです。
おすすめエリア:ミラフローレス地区 【はじめてのリマでの滞在ならここ!】
リマの新市街地である「ミラフローレスの地区」は、高級レストランやおしゃれなショッピング街があり、ちょっとセンスの良いお店やお土産やさんもたくさんあるので、散策をしながらあちこち見て回るのにも気軽な感覚で過ごせる地域です。
一泊目は、到着したのが真夜中ということもあって、新市街地の「ホテル・エステラー(Hotel Estelar)」に一泊しました。
市街の中心地に位置しており、タワーから周りの景色を見ながらのビュッフェ形式の朝食は、種類も盛りだくさんで色々な果物もたくさんあり、美味しく頂けてオススメのところでした。
Entire apartment Oceanview apartment in Miraflores
その後は、Airbnbで予約したアパートに4泊しましたが、ここもまたラッキーな事に、寝室が2つあって、居間も台所も広々としていて、一緒に行った2組のカップルと共に、とても過ごしやすかったです。
アパートの上の階の窓から見える、海沿いの景色はもとより、水平線に輝く朝日や夕日の景色は本当に素晴らしいものがありました。
見渡す限り海の青さをみながらの朝食や、リマの旧市街の市場で買って来た食材を使っての夕食はゆったりと楽しく、会話もはずみ美味しいワインをお代わりしながら何時間過ごしても飽きない至福の時間でした。
窓から下の海岸を見下ろすとサーファー達が朝から夕方まで、ひねもす波に乗って楽しんでいる景色も、観光地とローカルの色が混ざり合った豊かなのんびりとした風景の広がりと憩いの時間を感じました。
さらに、このアパートは、ショッピング・モールからも公園からもさほど遠くなく、色々なアトラクションに歩いて行ける距離にあって、リマの新市街地を散策するための基地として、充分以上の場所を提供してくれて、街の雰囲気を楽しむ事ができました。
海岸沿いにそって何十キロも延々と続いている散歩道の途中には、いくつかの公園などがあって、朝夕はジョギングを楽しむ人たち、昼間はローカルの家族連れなどが憩いの場として遊んでいて、ゆったりと居心地の良い所です。
アモール公園なども恋人たちが手を組み歩いていて、ゆったりと日々の生活が続いているのを眺めることができるとともに、海を見下ろして太平洋の荒波が寄せては返すのを見ていてもなかなか飽きません。
気温も朝から夕方にかけても凌ぎやすくて、ゆっくりと時間を過ごすのには最適です。市街地の中心の方には、ケネディー公園などもあって、夜は週末など、広場でお土産の市が繰り広げられ、老若男女が音楽に合わせてサルサやラテンの踊りを楽しんでいるので、その輪に加わって踊るのもきっと楽しめると思います。
夜は近郊の宿泊地のミアフローレスの方で、夜店やダンスを楽しむリズム感にあふれた老若男女が見られてこちらも楽しめました。
リマの旧市街
ミアフローレスからタクシーに乗って、リマの旧市街地まで行きましたが、タクシーに乗るときには始めに料金の同意をしておいた方が懸命です。
特に、言葉がなかなか通じないこともあり、紙とかに数字を書いたりして同意するのが一番のようです。
初めて訪れた首都のリマの旧市街「セントロ地区」には古い建物や荘厳な教会、大統領官邸などがあり観光客で賑わっています。
中心にあるアルマス広場、サンフランシスコ教会は、観光客のめだまとなっています。
大統領官邸では、衛兵たちの交代の様子が音楽隊に合わせて整然と行われているのを見る機会にも恵まれました。
古いホテルのロビーに座ってゆったりとしたり、近くの公園を散策したり、商店街を見て歩くのも、リマの旧市街のスペインの植民地時代からの様子を見るのに最適だと思えました。
他にも中華街や庶民の市場があって、魚介類や野菜などの食材が安く手に入りますので、便利です。4人用の魚、海老、肉厚のイカ、ポテトや野菜が約1,000円って凄すぎました。
ラルコ(Larco)博物館
美術館や博物館も沢山あって、ラルコ(Larco)博物館では、一日中見ていても飽きないインカからの作品が展示され、別館では赤裸々な男女の行為の焼き物の展示物も豊富です。
ここでも何時間もの時間が面白い興味のあるものに触れながら、またゆったりとすぎて行きます。
市内の車の行き来の激しさや各人の車の運転の仕方は、見ていてドキドキ、ヒヤヒヤするほど雑で混雑しているのが、印象に残っています。
ミアフローレス地区の近郊
ミアフローレスに地区に隣接する区域も海岸沿いに訪れて見ましたが、グライダーに乗れるところがあったり、余興にも事欠かず、興味のある街並みが続くとても良いところでした。
初めての南米での最初の体験は、とても好印象にあふれて、次の目的地のクスコへの旅がもっと楽しみになるプレリュードとなるほどでした。