ドイツ旅行記(2) ライン川下り: 一人旅

ライン川からの眺めはとてもすばらしいので、「ライン川下り」はドイツ観光には絶対いれておくべきだと言われています。

家族で一緒にゆったりと川下りに行けたら良いのにと思っていたのですが、娘は仕事があり、夫はドイツの色々な所を回るのにあまり乗り気ではない様子だった事もあり、古いハイデルベルグの街も是非見ておきたいと思っていたので、ベルリンとドレスデンを一緒に回った夫と娘と別れて、一人旅にでる事にしました。

ドイツ国内 電車での一人旅

ドレスデンから飛行機で一足飛びよりも、電車に乗って、ゆったりとドイツの田園風景などを車窓から眺めたいと思った事もあって、まずは、電車を予約しました。ドイツの中央地帯を東から西へ横断する事になります。

最初の目的地は、ライン川のほとりで、6時間ほどの長旅となる事を考慮に入れて、席は一等車にしました。途中でリタイヤ後、二人で旅行している中国の女性達とも一緒になりました。彼女達は、ドイツ国内を色々回って中世のカラフルな街ローテンブルグにも行くとの事で、二人での個人ツアーを楽しんでいるとの事でした。

ドイツの鉄道やレールパスの情報も日本語であります。
https://www.raileurope-japan.com/destinations/guides-pays/article/germany
英語版
https://www.bahn.com/en/view/index.shtml

Germany map

長さ1,233キロのライン川は、スイス・ドイツ・フランス・オランダを流れて、北海に注いでいます。そのうちドイツを流れるのは約700キロで、ドイツ人には「父なる川」と呼ばれ、親しまれているそうです。ドナウ川とともに、ヨーロッパを代表する国際河川の一つで、川沿いの美しい街並みや古城などの景色が有名でユネスコの世界遺産にも指定されています。

ライン川下りは、特に両岸に古城がたくさんあって、焦点となるコブレンツとマインツの間を下るのが良いだろうとの娘のドイツ人の友達のアドバイスに従って、電車はドレスデンからマインツ、そして川下りの後また帰って来る事になるそのマインツで電車を乗り換えてコブレンツまで行きました。

コブレンツとマインツの間は、電車で行くとつい目と鼻の先ぐらいですが、ゆったりと遊覧船で川下りをすると約8時間ぐらいかかります。

国内の移動は、ドレスデンを朝10時20分に出て、コブレンツに午後4時30分頃に着く予定の電車にしました。

乗り換えの時に、ドレスデンからの電車が10分ほど遅れて着いたので、次の電車にほんの1分ぐらいの事で乗り遅れてしまいました。「ここはドイツでしょう。それはないのでは?? 時間厳守はどうなったのよ・・・。」と当惑して一人つぶやきながら、プラットフォームを上がって切符売り場に行って事情を説明すると、難なく次の電車に席の予約を取ってくれて、別に料金も余分に払う必要はありませんでした。

ライン川クルーズ;オプション

調べてみると、フランクフルト発でのツアーやミュンヘンの周りも含めたツアーなど、日本語のツアーガイド付きの盛り沢山の観光ツアーがあります。

中世のロマンチックでカラフルな街ローテンブルグのツアーや、ライン川クルーズとハイデルベルグの観光を組み合わせたツアーなどで、特に人気のある区間は、リューデスハイム~ザンクトゴアルハウゼンまでで、この間を2時間ほどKDラインの船で行って、帰りはバスで帰って来るツアーなどもあるようです。マインツを始発としてのツアーもあります。

例えば、「みゅうドイツ」でインターネット上で探すと色々なツアーの情報が載せられています。私もいくつか問い合わせてみましたが、丁重に返事をもらいました。

他にも、定期観光船のKDラインのラインパスを事前に買うと、1日乗り放題(4月から10月がシーズン)で、乗船の時の手間が省けたり、区間によっては割引になったりなど、自分だけのオリジナルツアーも楽しめるそうです。(ボン、ケルン、コブレンツ、マインツなど、見所の多いライン川やモーゼル川を巡る1日乗り放題のお得なクルーズパス)

【KDラインクルーズ】1日乗り放題!ライン川・モーゼル川クルーズチケット KDラインパス<4月14日~10月14日>

Rhine map

ライン川クルーズ;
KDライン社の時刻表(KD Rhine)
ハイ・シーズンは4月中旬から10月中旬まで

http://www.kdrhine.com/rhineschedule.htm

ローシーズンは、スケジュールをチェック必要。

船は、朝9時にコブレンツ(Koblenz)を出て、午後3時15分にリューデスハイム(Rüdesheim) に着き、2時間ほど街を散策して、午後5時15分の船に乗り、夕方7時半にマインツ(Mainz)に着く便があります。

4月のシーズンの始めは、少々肌寒い時もあるのでジャケットなども用意して置くといいでしょう。川の両側にお城や素敵な景色が展開されるので、写真を撮るのに大忙しになるかもしれません。船の前や後ろに出て行くと両岸の景色が一目均等に見れます。乗客の数もそんなに多くなくて、私は、携帯とiPadの両方を使って好きなだけ写真を撮れたので、とても満足でした。

コブレンツの街

マインツをわざわざ通り越して、8時間ほどかけて川下りをするために電車で行ったコブレンツの街とはどんな所でしょう?

ドイチェス・エック

父なるライン川と母なるモーゼル川が交流する「ドイチェス・エック」、またはドイツの角と言われる突き出た所、ロープウェイに乗って渡った対岸120メートルほどの高さの崖の上には、古いエーレンブライトシュタイン城塞などの遺産もあり、そこから見渡すコブレンツの市内は、ドイツでも最も美しい都市に数えられるほどで、宮殿や教会、かつての貴族たちの豪邸、市民の家屋など、見所もたくさんあります。4月に行ったので、街の中の広場に桜の木が何本かあってピンクの花がとっても綺麗に咲いていました。

ここではライン川下りをする前に、ゆっくり観光をするために、2泊ほどしました。

宿は、Booking.com を使って調べたところにしましたが、駅と船着き場のちょうど中間ぐらいにあって、一階にはレストランもあって便利な所でした。街の中のレストランもカジュアルな所から高級なところまで色々と揃っているようです。

このあたりのライン川の景色は必見で、ここには、皇帝ヴィルヘルム2世が 1891年に建てた記念碑も堂々と突端に位置している歴史的な場所です。このあたりも含めて、旧市街の散策もとてものどかで、楽しめます。買い物をするのには、マインツの方がファッション的にも大きなお店があってショッピングも楽しめる感じでした。マインツには、印刷の歴史その他で有名なグーテンベルグ美術館もあります。

ライン川からの眺め

マインツの方から来る日帰りのツアーは、おうおうにして2時間ぐらいほどなので、マインツからコブレンツまでずっと行く機会はないのではないかと思われますが、時間が許せば、コブレンツまで行ってライン川と母なるモーゼル川が交流する所を見るのもお勧めです。(マインツ→コブレンツ または、コブレンツ → マインツの遊覧船の旅)

川辺の街並み

混雑具合

コブレンツからは、始発であり、時期的にも4月のオープン直後であまり混雑していなくて、一階の窓際の席に落ち着く事ができました。船着き場の切符売り場で待っている時に話をしたニュージーランドからの夫婦とその息子さんのグループが近くに座っていて、安心していられました。一人旅だと声をかけて来る人もいるので、仲良くなるのかどうするのかも思案する所ですね。

リューデスハイムとサンクトゴアールまでの間は、一番人気があるようで、中国や韓国の観光客の人達が乗り込んで来たり、降りたりしているのを見かけました。遊覧船の中のスピーカーからの観光案内も英語やドイツ語の他に、日本語と中国語でもやっていました。

ローレライの岩

コブレンツからずっと、ライン川両岸の丘の上に散りばまれている中世のお城を船上から見渡し、写真を撮るのにひっきりなしだった私も、ローレライの岩のあたりに来るとだいぶ落ち着いてきて、辺りをゆっくりと見回す余裕が出て来ました。
歌にもなっているかの有名なローレライですが、沢山の船がこのあたりで座礁したのは、岩の上に黄金の髪をなびかせて綺麗な歌声の素晴らしい美女の妖精がいたからという伝説のところです。

http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/01/die_loreley_61d7.html

この辺りを境にライン川が湾曲して、川幅が狭くなって、流れが速く岩も水面下にたくさんあった為、多くの船が座礁したのだという事ですが、現在は大型の船も通れるようになっています。

ライン川沿い各都市のみどころ

あちこちに見え隠れする中世のお城の数々、川辺にある小さな町が広がる光景は、世界遺産に選ばれるだけあって、訪れる人たちを飽きさせる事のない、すばらしいものでした。

余裕の出て来た私は、ワインなどを注文して窓辺からゆったりと両岸の景色を見渡しリューデスハイム (Rüdesheim) に着くまでのひと時をゆったりと中世の時間の流れのごとく誰にも邪魔されずにのんびりと過ごし、至福の時間を持ちました。

船内レストランの様子

リューデスハイムで下船して、2時間ほどの時間があったので、とてもチャーミングな街中を散策したり、軽食をとったり、色々なお土産屋さんに入ったりしていたら、すぐ時間が経ってしまいました。。

船に戻って船内で、ゆっくりと食事をし、ドイツのビールも堪能できました。船に乗っているクルーのメンバーは、フィリピンの人達が何人かいて、とてもフレンドリーで、色々と話したり、世話をしてもらいました。

コブレンツからマインツまでの長い乗船時間を一人で過ごすのが退屈な人にとっては、仲間を作っておしゃべりに興じるのも得策かもしれません。

素晴らしい景色を見ながら、時々お城を見に外へ出たり、綺麗な街並みを眺めたり、ゆったりした時間に身を任せて、のんびりと過ごすKDラインのこの船旅は、定期遊覧船であるにも関わらず、とてもいいクルーズで、お金もあまりかからず、最高の贅沢を楽しめた一日でした。

ドイツ旅行記(3)
「ハイデルベルグとミュンヘンへの一人旅」に続く・・・

長年の夢であったベルリンとドレスデンは訪れたし、ライン川下りも満喫した後は、古い町並みのハイデルベルグ、そして最後の訪問都市ミュンヘ...
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