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トスカーナ州:天国に近い、風光明媚な大人の悠々たるバカンスの地、ヴィラでのスローライフと伝統・世界遺産

旅行記【 トスカーナ州 イタリア世界遺産 】
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イタリアのヴィラは、家族や友達との集いと憩いの場所に最高

子供達がもう大きくなって、一緒に旅行に来なくなって久しいって思っていませんか。彼らも自分達のパートナーや家族の事で忙しいって事もありますよね。

2〜3週間、家族で旅行をするのもいいけど、毎日一緒に同じ行動をするのもちょっと疲れるし、それぞれの興味も違うからみんなを満足させる予定を組むと言うのは、なかなか難しくて大変そうだと考え込んでしまうって事はあります。

そんな時、日本国内の温泉旅行に行って家族全員でゆっくりと過ごすのも手ですが、いっそ思い切って憧れのヨーロッパ、それもこせこせしないスローなライフや古い文化や健康的な食生活を満喫できるイタリアのトスカーナ地方で別荘を借り切って、2〜3所帯の家族や友達と一緒にまったりとした時間を過ごすというアイディアをお勧めします。

 

 

なぜトスカーナ地方なのか

本や音楽、映画などを通してある場所に憧れの気持ちを持ち、機会があれば行ってみたいと思うようになることがあります。

昔、映画の「慕情」を見て香港のピークに登りたいと思ったし、「ローマの休日」を見て、トレビの泉でコインを投げ、スペイン広場でジェラートを食べてみたいと思ったものです。

 

 

若い時に世界のあちこちを、リュックを背負って貧乏旅行をした時に、イタリアへも行ったのですが、その時は、ローマやベニス、ミラノなど都会の有名どころを駆け足でまわっただけで、例えばパリとローマを比べて見るとしたら、私にはローマの方が親しみが湧くなぐらいの感触は得ることができたものです。

もう10年も前に「トスカーナの休日」と言う映画が出ましたが、まずは本の方が先に有名になって、その後映画化されたのです。ダイアン・レインが演じる女性作家が、離婚のショックから立ち直るために訪れたトスカーナで、明るい光に包まれた絵のような風景や食べ物、人々との交流で少しずつ心が癒されていき、人生をやり直す勇気を得るというストーリーです。

そんなエネルギーをもらえるような、明るさと豊かさに満ちた地域がトスカーナだと言っても過言ではないかもしれません。

今回、このトスカーナに別荘を借りて休暇を過ごすのはどうかと言い始めたのは夫の方で、トスカーナの田舎のスローライフが頭にあった私としては大賛成でした。

そして実際に行ってみて素晴らしさに触れて、この地にまた来たいと言う思いを強くすると共に、この機会を与えてもらってよかったと心から言える休暇を過ごさせてもらったのです。

トスカーナの良さを共有しよう

イタリアのトスカーナ地方は、フィレンツェやシエナ、それに有名なピサの斜塔のある所です。ルネッサンス時代の文化が継承されていて、あちこちの街中に中世の歴史の面影や重みが感じられます。ミケランジェロのダビデ像で有名な美術館も一度は行ってみたいって思った事ありませんか。各人の興味をそそる物に溢れているのがこの辺りをお勧めできる理由です。

それだけでなく、ワインや料理も抜群で、穏やかななだらかな丘があちこち見渡す限り広がっていて、その丘のてっぺんには、中世古代の街がそびえ手招きをしている光景。

そのなだらかな丘を見ているだけでもう気持ちが安らぐと共に、ハートが締め付けられそうな、ほんわりと一目惚れの恋にでも落ち入るようなそんな気持ちに誘われる所、柔らかい日差しや緑の風景に心が洗われて温まる気持ちがする所、それがトスカーナ地方です。

 

美味しい物を食べて、素晴らしい自然に囲まれて、文化遺産を訪れて、フレンドリーなイタリア人と交わって、友達や家族とその思い出を共有することができるとしたら、もう最高です。

憩いと安らぎと中世へのいざないの地トスカーナ州;世界遺産の宝庫

トスカーナ地方は、イタリアの中部北側に位置していて、10県の魅力的な古都からなり立っています。また、ユネスコ世界遺産の数も多いのが特徴で、海岸地帯にも面しています。

トスカーナ地方の中でも歴史、文化の中心的な都市である「フィレンツェ」や「シエナ」には、ローマから列車やバスで3〜4時間で行けます。

トスカーナの丘陵のあちこちに見かけられる小さな街なども含めて、全体が歴史的な遺産の宝庫であり、いたるところで中世の建物や教会、彫刻などを見ることができます。

1.フィレンツェやシエナ等の中世都市の魅力

歴史を肌で感じられるところがあるとしたら、トスカーナ州の中でも、フィレンツェやシエナの、右に出る所はないと言えるほどです。

歴史の重さが土台となった中世期に繁栄したルネッサンスの文化や芸術の数々が街のあちこちにちりばめられています。レストランの数も豊富で美味しい物に目のない人にとっても、目移りがしてしまいそうです。

中世の息吹が今でも感じられる大聖堂などの建物の荘厳さや、絵画や彫刻のすばらしさを目の当たりに見ることができて、圧倒される思いさえしました。

宗教的にも経済的にも、中世期に教会が果たしたであろう重要な役割とその重きが、ひしひしと身にしみて感じさせられる場所でもありました。

 

イタリアの文化は、このトスカーナ発のものが土台となっているであろう事を納得するとともに、特に11世紀以降の世界遺産の偉大さには今更ながらのように、目をみはらされるものが多くあります。

シエナは、やや小さめですが、コンパクトな街の中に宝石が詰まったような所です。広場や教会や美術や工芸品の数々、一度は足を伸ばして訪れる価値のある街です。

2.絵になる自然な美しさや工芸品の逸品

トスカーナ地方には、ローマに次いで 中世からの歴史や文化遺産にあふれ魅力に満ち満ちた中都市が散在していて、観光客であふれかえっています。ローマでの観光とは一味も二味も違ったイタリアが見れること請け合いです。

これらの都市やその文化遺産を見るだけでも価値がある事はもちろんですが、その他の見どころは、風光明媚な自然の美しさです。

街を一旦出て、車で移動しながら目の前に走馬灯のように広がる、なだらかに曲線を描いてベージュや灰色や、様々な色合いの濃淡のある緑に映える海原のような農園やぶどう園や、海原に散りばめられた赤煉瓦や風よけや区画のための樹木の並木が遠目に見える景色。

立ち止まって、これらをのんびりゆったりと眺めていると時の流れが廻って、古い中世に誘われたようで、穏やかな太陽の光の中で、日頃のストレスも溶けてしまいそうです。

 

昔からたくさんの文化人たちや富豪がこの地を自分たちの特別な保養の地として選んだ事が納得がいきます。

3.ワインの宝庫

街の散策の途中で入るちょっとしたバーなどでも、美味しいワインが堪能できます。店の中でも樽を店頭に展示したりして、雰囲気づくりも凝った洒落た感じの場所で、一緒に頼む生ハムやチーズの美味しい事は、五感もびっくりするほどです。

ワインツアーも色々とアレンジされています。ブルネロの赤ワインで有名なモンタルチーノやモンテ・プルチャーノ、ルネッサンスの宝石と呼ばれるピエンザ、ユネスコ遺産のサイトでもあるバルドチアのサンキリコの街や温泉、あちこちにある古い教会の数々、これらトスカーナの風光明媚さを代表する地域を車でのらりくらりと楽しむ事ができるのは、至福としか言いようのない体験になると思います。

 

美味しいワインを傾けながら仲間たちと一緒に見る、緑の海原に展開するトスカーナの夕日は、これまた、言葉にし難いほど素晴らしく、自分の目でみて脳裏に焼き付ける以外に堪能の仕方はないようにも思えました。

4.ゆったりとしたヴィラ

 

2週間借りた別荘地は、シエナから車で40分ほどで、キアスラという小さな町の近くにあり、4つの寝室に広々としたリビングルームと台所、それにプールがついていて、8名がゆったりとすごせるほどの施設でした。

息子や娘、友人たちがそれぞれカップルで5日間ほど入れ替わり立ち代り泊まって行ったので、毎日が変化に富んで、とてもにぎやかでした。

台所も広かったので、近くの町まで買い出しに行って、入れ替わり立ち代わり、それぞれが自分達の得意な料理を作ったり、共同でバーベキューをしたりして、皆んなで一緒に大きな食卓を囲んで食べたのも楽しい思い出でした。

 

若いカップルが所有主であったのですが、ラッキーな事に、友達みたいに一緒にあちこち観光にいったり、食事をしたりと地元の息吹も堪能する事ができたのが、素晴らしい思い出でもあり、忘れられない経験でもありました。

 

5.ヴィラの周りのアトラクションの豊富さ

ヴィラから程遠くないところには、トラフルのマッシュルームで有名な町もあり、 モンタルチーノでは、ワイナリーでワインの試飲会にも連れて行ってもらい、最低5年以上寝かされた長期熟成のブルネロのワインや地元のものを何ダースも買ってみんなで堪能しました。

 

地元のレストランでの食事もそれぞれ味があって、とても美味しかったし、ワイナリーで出してもらった猪の肉のシチューも美味で息子は最高だと褒め称えていました。

レストランでは、料理も美味しい事ながら、出されるワインの味わい深さとそのお値段の安いことにも、ため息をついたものでした。

ワインで有名なキャンティ地方やピサの斜塔がある地域へも行きたいと思っていたのですが、その時間もないくらい、別荘の周りにはみるものがたくさんあって、日帰りで車で行ったエルバ島の浮かぶティレニア海に面する海岸線もまた楽しむ事ができました。

 

まとめ

中継地点としてのローマでのホテルや、フィレンツェの宿やヴィラは、Air bnbを通して予約をし、すでに滞在した人達のコメントなどを参考にして選びました。

ローマからフィレンツェへは列車やバスで移動できます。私たちは、シェナでレンタカーを借りる事にしていたので、列車を使いましたが、バスもかなり便利に使えるようですので、調べてみることをお勧めします。

それぞれのカップルが車を借りる事で、気分次第でお互いの行動が自由になるように配慮しました。

ローマの観光も含めて、ゆったりと時間にせかされずに過ごせた3週間が今もとても大切に思い出されます。次は、ペリージャまたは、モンテプチアーノとかで、イタリア語を習ったり、地中海料理の真髄とも言える、イタリア料理のクラスに入りたいと夢を膨らませています。

トスカーナに行かれた人のコメント

(Instagram)

A post shared by keiko (@keiko_domenicamattina) on

Pienza ,Italy オルチャ渓谷が美しいピエンツァでは同じトラットリアに2連続で通いました。 食べ物屋さんも旅も、リピートが結構好きです。 あ、トスカーナの休日を観たくなってきた💡映画も同じものを繰り返し観るのが好きです。 ・ #pienza #italy #valdorcia #orcia #ピエンツァ #イタリア #イタリア旅行 #オルチャ渓谷 #トスカーナ #トスカーナの休日 #緑 #ヨーロッパ #ヨーロッパ旅行 #旅好きな人と繋がりたい #travel #travelphotography #toscana #toscani

 

A post shared by 長島誠 (@sei_nagashima) on

🏰に囲まれた街などの典型的なトスカーナ風景を求めて南東方向に向かう… ここは南にサン・ジミニャーノを遠望できる道路脇の駐車スペースからで、上で述べた項目すべてが揃っている。 . Trip 5th day(Oct. 2, ‘18. Tue.) Looking for cypress, vineyards, tall spires and surrounding ramparts on top of hill that are a typical scenery in Toscany, we started to drive to south-east from Pisa. This pic was a distant view to San Gimignano from parking spaces at road side which included all items stated above. #イタリア #サンジミニャーノ #トスカーナ #糸杉 #ぶとう畑 #葡萄畑 #尖塔 #城壁 #丘の上の街 #今日もx日和 #toscany #toscana #sangimignano #cypress #spires #castlewalls #ramparts #topofthehill #fujixpro2

 

 

🏰に囲まれた街などの典型的なトスカーナ風景を求めて南東方向に向かう… ここは南にサン・ジミニャーノを遠望できる道路脇の駐車スペースからで、上で述べた項目すべてが揃っている。 . Trip 5th day(Oct. 2, ‘18. Tue.) Looking for cypress, vineyards, tall spires and surrounding ramparts on top of hill that are a typical scenery in Toscany, we started to drive to south-east from Pisa. This pic was a distant view to San Gimignano from parking spaces at road side which included all items stated above. #イタリア #サンジミニャーノ #トスカーナ #糸杉 #ぶとう畑 #葡萄畑 #尖塔 #城壁 #丘の上の街 #今日もx日和 #toscany #toscana #sangimignano #cypress #spires #castlewalls #ramparts #topofthehill #fujixpro2